世界が色をなくした日、ひとりといっぴきの旅が始まった
故郷が滅び、旅に出た。イチゴの帽子と王冠をかぶっている。
スライムみたいにぐにゃぐにゃした、猫のようななにか。
うさぎが気絶していた時、目を覚ますとそばにいた。
いつからいるのかも、なぜいるのかも、よくわからない。
スカーフをよく巻いてる
とある作者との噂が・・・?
むかしむかし、うさぎには、とても大切な存在がいたらしい。
でも、いまはほとんど覚えていない。
時々、うさぎは遠い空をじっと見つめる。
そのとき、グニャ丸は少しだけ目を伏せる。